すっかり島旅気分を満喫し、帰路の列車で仁川空港駅へ。海への行楽から帰るには早い時間で、電車はガラガラだった。なお本数の多い空港鉄道だが、海列車の本数は限られているのでご注意を。仁川空港から龍游臨時駅への列車は、8時~18時の毎時32分発。龍游臨時駅からは、9時から19時の毎時27分発である。
仁川空港に到着すると、開いたドアの目の前のホームドアが閉まっており、びっくり。直通列車(指定席の空港特急)の乗車口となる後部2両からは降りられないようだが、そのような案内案内は一切なかったので、面喰う。一瞬状況を理解できず、発車されても困るので、非常操作でホームドアを開けようと思ったのだが、開いているドアを見つけて小走りに飛び出した。
空港駅からターミナルへは歩いて数分かかるのがタマに傷で、巨大な駅とターミナルをとぼとぼ歩きT-wayのカウンターへ着いた。手続き開始となる出航2時間前だったが、佐賀空港の行列が嘘のような閑散ぶり。3分で搭乗手続きが終わり、国際線の手続きの最短記録である。
おかげでランチの時間を取れたのはありがたく、せっかくなので韓国のソウルフード・ロッテリアを探したのだが、ターミナルでは見つけられなかった。仕方ないので「本粥」で、お粥をランチに。韓国内でも割とメジャーなチェーン店で、リゾット風の「粥」も多くて楽しめる。ちなみにロッテリアは入国手続き後のエリアにあり、さっさと手続きをしてしまえばよかったらしい。
改めて出国手続きに出向けば、行列もなくスムーズ。免税店で上司へのタバコを買い込み、シャトルで搭乗棟へと向かった。こちらにも土産物屋や飲食店が軒を連ねており、ターミナルよりずっと空いてるので、穴場といえるかも。
帰路の佐賀行きは4割程度しか席が埋まっておらず、窓側席でも出入りに不自由せずありがたい。ただあまり空きすぎていると、今後も続いてくれるか不安でもあり、ほどほどには乗っていてほしい。
遅れがないのは往路と同じで、逆に12分の早着で佐賀空港へ。所定の着陸時刻の10分後には空港の外に出ることができ、コンパクトな空港の面目躍如である。韓国で温泉に行けなかった代わりに、大川の温泉に立ち寄って帰り、旅の疲れを落としてきた。
半日休暇で気軽に旅だった割には、久々に会った友人らと語らえて、気分はすっかりリフレッシュ。さすがに2,000円で乗れるのは今回だけだろうが、機会を見つけてまた充実の週末を過ごしたいものである。
|
▲列車後部はホームドアだけ開かず面喰う
▲T-wayの背後にはライバルの済州航空
▲LCCばなれしたT-wayも座席サイズはLCC仕様
|