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2日目【5月3日】
ローカル線をKTXで挟む

大田・儒城温泉→光州→順天→麗水→ソウル



新型KTXの快適な旅路


▲儒城温泉の朝陽


▲やっとの思いでたどり着いた西大田駅



▲KTX山河は前向きな旅ができる

 2日目は早起き。6時に目覚ましをかけ、儒城温泉発6時48分の地下鉄に乗った。今日の最初の目的地は、光州(クァンジュ)。韓国第2の幹線・湖南線沿いの街である。京釜線とは大田の手前で分岐してしまうため、西大田駅という別駅から乗らねばならない。

 地下鉄が西大田駅に乗り入れないのは何とも不思議で、最寄りの五龍(オリュン)駅で降りた。地図で距離を見る限り、駅まで20分もあれば余裕を持って乗れるものと思っていたが、甘かった。自動車優先で信号待ちが長い韓国では、日本並みの平均速度では歩けない。しかもガタガタの歩道に、こんちゃんのキャリーバックが足を取られる。西大田駅のホームに降りる頃には、乗るべき列車はすでにドアを開けて待っていた。危ない危ない。

 光州行きのKTX237列車は、国産技術の割合を高めて作られた新型の「KTX山河」※による運行だ。海外輸出も目論む国際戦略車だが、乗客としては室内空間のレベルアップがなによりうれしい。従来型のKTXの逆向き座席を解消、車内の雰囲気も明るくなった。京釜線より湖南線の方が新型の割合は高く、所要時間の長い路線に居住性の高い車両をとの思惑だろうか。

 KTXとはいっても、大田以南は在来線の湖南線。霧のかかった農村地帯を、300kmの高速性能を押し殺して走る。在来線幹線の旅も楽しいものだが、並行して湖南高速線の建設も進められている。来年には光州まで開業予定とのこと。

 ところでKTXは、車内で無料Wi-fiが使える。アクセスポイントにKTX-○-×-×(新型ではSANCHUN○-×-×、○は編成番号、×には号車番号が入る)を指定し、ブラウザを立ち上げると案内画面があるので、丸の「同意(接続)」を押せば高速インターネットに接続できる。高速移動中とは思えない安定性だ。

 ただ同意画面に「このサービスは1時間内外の情報検索やネットサーフィン、そして10分以内のファイルダウンロードや動画ストリーミングを無料で利用できます。これ以上の大容量は、多くの乗客の利用機会のために制限しますので、ご了承下さい」とあるのは伊達ではなく、家計簿ソフトをダウンロードしていたらその後は使えなくなってしまった。ご利用は計画的に。

  車内には自販機も設置されており、首都圏の交通カードが使えるのは便利。日本でもSuica対応自販機はよく見かけるが、不思議と車内でお目にかかったことがない。ただこの列車の自販機という自販機が故障中なのか、使用不可になっていた。

 朝のコーヒーが恋しくなり、スナックバーへ。スタンド式のカウンターがしつらえられたヨーロッパスタイルのコーナーは、長旅の息抜きにぴったりだが、ここでくつろいでいる人をあまり見たことがない。在来線の列車カフェだと椅子があり、飲食する人もよく見かけるのだが、立ち飲み・立ち食いの習慣がないのだろうか。

 コーヒーはいわゆる「茶房コーヒー」で、独特のフレーバーが香る韓国式コーヒーである。KTXが走り出した当初は、UCCの本格的なドリップコーヒーだったのだが、列車では昔ながらのコーヒーが好まれたようだ。在来線の列車カフェも、登場時は味の濃淡まで聞いてくれる本格派だったのだが、同じような経過をたどっている。カフェブームとも言える韓国、本格的なコーヒーに焦がれることは少なくなってきたし、いつか本格コーヒーが復活するものと信じている。

 終着駅の光州着。80年代の民主化闘争の本拠地で、見どころも多い街なのだが、乗り継ぎの列車へと急がねばならない。何せこれから乗る慶全線、1日わずか4往復という超ローカル線なのだ。

 慶全線の列車が出る光州松汀(クァンジュソンジョン)へは地下鉄が通じているが、光州駅に地下鉄が乗り入れていないのは、大田と同じく解せない。最寄の地下鉄駅へは歩けなくもなさそうだったが、大田での例もあるので、素直にタクシーの世話になった。

 もっとも手近な良洞市場(ヤンドンシジャン)駅は、活気あふれる在来市場の真下の駅。駅へ降りる階段まで、野菜売りのおばちゃんに占拠されていて通りにくかったが、韓国の地方都市らしいといえば、らしい。

 光州の地下鉄は2004年の開業で、大田と似た雰囲気。ICカードも当初から導入されており、普通乗車券もICチップ内蔵のトークンスタイルだ。ICカードは全国共通化されたはずだし、ソウルのTマネーでも問題なく使えるはずと思いタッチしてみたら、はねられた。光州はまだ共通化されていないらしく、おとなしく乗車トークンを買う。

 電車は大田と同じスタイル。途中駅には金大中コンベンションセンターなんてものがあり、地域性を感じる。光州空港駅もあって、市内まで地下鉄で直結できるのは便利だが、光州駅を経由しないのがなおさら不思議である。

 松汀里(ソンジョンニ)駅着。KORAILの駅名は光州松汀だが、相互は直結している。木浦方面のKTXも停車するので、光州市内へ行くには光州行きKTXより、こちらでの乗り換えが便利かもしれない。


▲スタンドバーで憩う


▲光州駅



▲地下鉄の1回券はトークンスタイル

※新型KTXの愛称は、正式には「KTX山川」。山川は韓国語でヤマメのことだが、山と川という字から、韓国の美しい自然を守る環境に優しい電気列車という意味も込めているとか。「山川」は日本語だと苗字か地名のようなイメージになるので、本稿では2番目の意味を意訳し「KTX山河」と表記します。



1日4往復のローカル線で未来都市へ


▲光州松汀に入線するムグンファ1954列車


▲交換駅でのひととき「早く乗って!」


▲田舎の駅でも駅舎は立派



▲レンタルサイクルシステムも都市景観に華を添える

 日本にも増して首都一極集中型の韓国にあって、地方都市同士を結ぶ路線は精彩を欠く。慶全(キョンジョン)線もその一つで、釜山〜順天〜光州という主要都市を結ぶ路線でありながら、順天〜光州では1日にわずか4往復の列車しかない。ソウル、釜山からの距離もあり、なかなか乗ることのなかった路線である。

 木浦(モッポ)発、釜山の釜田(プジョン)まで全線を走破するムグンファ1954列車は、全区間に乗れば7時間を超える偉大なるローカル列車だ。大柄なディーゼル機関車に引かれた列車は、客車3両、電源車1両の4両編成。乗車率はざっと3割といったところか。

 ほぼ各駅に止まる列車とはいえ、設備的には特急格とされてきたムグンファ号だけに、鈍行といった雰囲気ではない。地域輸送は市外バスが担っており、列車の乗客はちょっとお出かけといた風情の人が多い。

 光州市内は線路の付け替えがあったようで、高層アパート団地を見ながら立派な高架橋を駆ける。日本なら無人駅が続きそうな路線だが、RC造の立派な駅が続き駅員が詰めている。日本人から見るとなんとも不可解ではあるのだが、貨物輸送もあり、日本に当てはめられない事情があるのだろう。

 地図を見ると、南海岸沿いを走るように描かれている路線だが、実際は海を臨める区間はない。平坦な田園風景が棚田に変わったかと思えば、トンネルで峠を越える。その繰り返しだ。並行する道路は、たいした通行量もないのに高規格化の工事がたけなわ。韓国ローカル線の、典型的な車窓風景である。

 これといった車窓の見どころがあるわけではないが、街路樹の並ぶ田舎道や、自然そのままの渓流、新緑に覆われた山など、都会では見られない風景が現れては、消える。スッタタン、スッタタンと刻む車輪のリズムに身をゆだねていると、やっぱり乗ってよかったと思う。

 1時間走った梨陽(イヤン)駅では、特に放送での予告はなかったが長時間停車。スマホに入れておいた時刻表を見てみると、姉妹列車ともいえる木浦行1951列車と交換するようだ。ホームに降りて、入ってくる列車を待ち構えていたら、ホームに降りていた車掌さんから早くのるよう促され、乗ったと同時にドアが閉まった。対向列車の到着を待たずして、発車してしまうようである。

 瓦屋根の並ぶ、春の陽を浴びた集落の風景に安らぎつつ、2時間半で順天(スンチョン)着。全羅線と交わるターミナル駅だけに、半分以上の乗客が降り支度を始めた。光州以来、初めてみた都会らしい都会である。僕らも、地元の人に続いた。

 順天駅は4年前に降りたことがあり、日本の40年代の地方ターミナル駅を彷彿させる駅舎の横で、新駅舎が工事中だった。駅舎のみならず、ホームまで一新されており、以前の面影はない。KTX乗り入れを期に、まるごと作り変えられたようである。

 駅前広場も再開発が進んだようで、ヨーロッパで見られるようなしゃれた自動レンタルサイクルのシステムもお目見えしている。順天湾国際庭園博覧会が開催されているらしく、駅前にもよく手入れされたミニ庭園が設けられていた。総じて美しくきれいな街というファーストインプレッションを感じさせられ、こんちゃんもこの街はすごいと目を見張っていた。何事も、第一印象が大切である。

 順天からは、麗水(ヨス)行きのセマウル号に乗り込む。一応指定は受けておいたが、末端区間とあってガラガラで、適当な席についた。KTXが登場した今も、設備面でははるかにしのぐ水準を誇るセマウル号。ぐっと水平近くまで倒れるゆったりリクライニングシートも健在である。わずか20分の乗車ではもったいないようだが、こんちゃんは惰眠をむさぼり、設備を有効活用していた。

 ソウルから全州、順天を経由し麗水を結ぶ全羅(チョルラ)線は、KTX乗り入れに備えて線形改良が進められ、順天〜麗水間も4年前とはまったく別の路線のように生まれ変わった。トンネルが中心で、地上区間も高架で真っ直ぐ結ぶ高規格路線である。

 その代わり、韓国では貴重な存在だった海岸沿いの区間は、海からずいぶん遠くなってしまった。旧線に乗った時、東海岸のリゾートトレイン「海列車」を出張させ、麗水万博では走るパビリオンとして運行させては?なんて思ったものだが、そもそも夢物語だったようである。残念だ。

 終点、麗水EXPO駅に到着。頭端型の終着駅は、従来の麗水駅から順天方に移転して新築されたもの。短縮した鉄道用地に、麗水万博会場が作られたわけである。駅から出れば、目の前に会場の第3ゲートがある。

 盛大に開かれた万博から1年。会場跡地は公園くらいにはなっているだろうと再訪してみた麗水だったが、エキスポ海洋公園として開園したのは、つい2週間前の4月20日のことだったらしく、危ないところだった。案内のボランティアさん曰く、現在のところは暫定オープンのような形とのことで、中に食事処などはないとのことである。

 それでも、会場のメインストリートを覆うように設けられた「デジタルギャラリー」が、ちょうど上映時間になっていたのはめっけもの。長さ218m、幅30mに渡る大屋根には、巨大な映像スクリーンになっている。あまりの迫力に、圧倒されてしまった。

 ギャラリーを抜けたあたりが、旧麗水駅前とのこと。中心市街地からは離れており、あまり活気のない界隈ではあったのだが、万博を当て込んで飲食店がぐっと増えていた。しかしほとんどは扉を閉じており、特需もとうの昔に過ぎ去ったようである。その中で生き残っていた食堂は、なるほどそれなりに美味しかった。

 公園に戻りブラブラ。自在な曲線を描く海上イベント空間「Big−O」は7月に再オープンとのこと。海の美しさは麗水…麗しい水という名にふさわしく、透き通った海には無数の魚が跳ねていた。海の見えるホテルにでも泊まって、海鮮に舌鼓を打ちながらゆっくり一晩を過ごしたい街である。海洋公園が完成したら、また訪れてみよう。


▲いまもって特級のセマウルの乗り心地


▲デジタルギャラリーに圧倒!


▲再訪を期すBig−O

広がるKTXのネットワーク


▲頭端式のホームで発車を待つKTX山河


▲海岸の車窓は遠ざかった



▲こんなグループ用のボックス席もあります


▲なんとももったいない休止駅の数々
 昨年の麗水万博開催を期に、麗水への乗り入れが始まったKTX。線形改良された全羅線の線形を活かし、在来線ながら高速運行が行われている。新型KTXの機動力を生かした併結運転も行われており、高速鉄道網の広がりを象徴する区間の一つである。そこでソウル・龍山まで、全区間を乗り通して、高速鉄道の新時代を感じてみることにした。

 この日は金曜日。週休2日制もすっかり定着した韓国にあって、夕刻上りの全羅線KTXも、西大田からソウルまでは満席状態である。いきおい自由席の利用となったが、始発駅乗車の特権で、窓とピッチが合った眺めのいい席を確保できた。ガラガラの指定席に対して、自由席は麗水発車時点で半分以上埋まっており、先が思いやられる。

 さきほども乗った順天までの区間は、最高速度230kmの運行で、ほとんど高速新線並みの走りである。車窓には、ライバルの航空機が発着する、麗水空港の姿がチラリ。忠清道の清州空港には「空港駅」が設けらているのだが、麗水空港ではソウルとの間で競合するからか、敵に塩を贈るような駅は設けられていない。KTX開業後は、航空機も大幅値下げで対向しているという。

 順天では予想通り、大勢の乗客が乗り込んできて、自由席は満杯になった。あれ、席がないと戸惑う人も多い。日本人の感覚だと自由席なら席がなくても当たり前な気もするが、自由席でも時間指定で枚数制限があることから、席はあるものと思われている節もあるようだ。実際は定員以上に売られているようだし、僕らのようにパスの乗客もいるので、席にありつけないこともありうる。

 ただKTXの出入口には、ジャンプシートが設けられている。日本では、指定席車両は通路まで指定席であり、自由席特急券では乗れないことになっているが、韓国ではそこまで細かい規則はないようだ。立っている人に、車掌が各車両の出入り口へ案内を入れて、車内は落ち着きを取り戻した。

 順天〜全州間は、4年前に乗った時にはすでに線形改良を終えていたが、電化には至っておらず、従来型のムグンファ号がゆっくり走っていた。新線建設にも等しい多額の投資をしていながらもったいないと、他国の税金ながらもどかしい思いをしたものだが、KTX乗り入れで本領発揮である。この区間の最高速度は200km。準高速鉄道と呼んでいいレベルだ。

 もったいないといえば、新線上に設けられた休止中の駅の数々。全羅線では事実上、各駅停車タイプの列車が「全廃」に追い込まれており、鈍行のみが停車していた駅は休止状態なのである。新線上だけに施設はどこも立派なのに、税金の無駄との批判は出ていないのであろうか。線路施設のKR、列車運行のKORAILと「上下分離」されている韓国の鉄道だが、連携がとれていないのかもしれない。

 立派な線路とはいえ、新幹線ではない在来線であり、KTXといえどもこまめに停車駅が設けられている。川沿いを走る旧線をレプリカのSLが走り、列車ペンションへといざなってくれる「汽車村」最寄りの谷城(コクソン)駅にも停車。ソウルからも1本で来られるようになったのだから、観光客の誘致にもはずみになっていることだろう。

 谷城ではハイキング帰りのおばさんグループが乗り込んできたが、席はない。ジャンプシートも満席になったらしく、自由席に立つ他ない状況のようだ。ソウルまではまだ3時間を残しており、歩いた後にはなかなかの苦行だろう。全州からの乗車も多く、次第にラッシュの様相を呈してきた。

 益山(イクサン)では10分停車。この間に、光州方面からのKTXを迎えて、2編成併結でソウルへと登って行くことになる。KTXは、2線乗り入れとなる大田以北はもちろん、在来線乗り入れとなるソウル市内での線路容量は飽和状態にあり、併結運転による本数削減は効果的である。7往復の麗水行きKTXのうち、下り6本、上り5本が併結運転だ。併結運転可能なKTX山河が登場したからこそ実現できた、麗水行きKTXともいえるだろう。

 高速列車同士の併結作業は興味深く、ぜひのぞきに行ってみたいところだったが、なにせ自由席である。不用意に席を外しては、ソウルまで立ちんぼうになりかねない。車内放送でも「安全な列車内でお待ちください」を繰り返しているし、連結時のショックだけで体感するに留めた。

 西大田まで朝来た道を引き返し、京釜線との合流部では信号にひっかかってゆっくりと大田市内を通過。高速線に入ると、時速300kmを超える走りに変わった。まさに水を得た魚…ヤマメをモチーフにした、新型KTXらしい変貌ぶりである。

 ソウル南部の幸信(ヘンシン)駅では1/4近い乗客が下車。壮大な施設から、無駄な駅の象徴とされた開業時の悪評はどこへやら、今やすっかりソウルの南の玄関口の役割を果たしている。麗水から3時間半、長い旅路を終えて、湖南・全羅線のソウルのターミナル駅である龍山(ヨンサン)駅に到着した。

 地下ホームまで遠いソウル駅と違って、龍山駅では地上レベルで1号線に乗り継げて、市内に向かうには便利。金曜の夕方とあって、1号線の電車も通勤客と遊びに出る人でごった返していたが、東京の電車のような殺伐とした雰囲気ではない。地下区間に入り、東大門(トンデムン)の次駅、東廟前(トンミョアプ)駅で降りた。

 モーテルまがいの、ちょっと怪しげな雰囲気の安宿にチェックイン。荷物を降ろし一休みして、夕飯を求めに街へ出た。いつもはあまりガイドブックを頼りに動かないけど、こんちゃんの持っている本がなかなかよく、そんな中でも超おすすめと書かれていた店を訪ねてみた。

 その場所は、ソウル市役所前。サムソンなど一流財閥のグループ会社の本社が立ち並ぶ界隈でもあり、洒落た雰囲気の店が多い。そんな中にあった「五福亭」は庶民的な構えの店に見えたのだが、掃除も行き届いていているし、お値段もなかなか。飲んでいるサラリーマンたちも、結構な高給取りだと察したのだが、どうだろうか。

 五福亭の名物はポッサム…蒸し豚で、店全体でもメニューが4つしかないというこだわり。日本語メニューや写真入りメニューもなく、媚びない姿勢も好ましい。蒸し豚ながら鉄板に載って出てくるので、最後までアツアツで食べられるという按配である。柔らかな豚は、とにかくうまかった。こんちゃんと二人、無心にむさぼった。

 時間は10時をまわろうとしているが、まだまだ遊べるのが都会のいいところ。明洞まで出ると、日本人観光客で溢れていた。呼び込みもたくみに日本人と韓国人を見分けて声を掛けてくるし、どこにいるのだか分からなくなる。明洞は比較的夜の早い方の街だと思っていたが、金曜、GWの街はまだまだ元気なようだ。

 一方、東大門の街は様変わり。東大門運動場跡の文化公園は、コンクリートの腰壁がうねる独特の景観を作っていた。ファッションビルも増えていたけど、これまでのビルとは違ってターゲットを絞っているようで、独自性を打ち出していた。都会は生き物、この先も行くたびに、姿を変えて行くのだろう。

▲通勤電車とともに漢江を渡りソウルへ


▲2編成併結のKTX山河


▲ポッサムに舌鼓


▲南大門はこの日、公式に復活

▽3日目に続く
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