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東京〜鹿児島受験列島大縦断
2005年7月6日〜9日
 7月7日に呼び出された、東京都某自治体の2次試験。試験日は木曜日。よし金曜に休みを貰って、週末まで東京をエンジョイしよう!なんてわくわくしていたのだが、前日に福岡、翌日は鹿児島で某機関の説明会の予定が入ってしまった。公務員志望といえども、のんびり受験旅行を楽しむわけにはいかないのね…。

 というわけで、7月6日の福岡〜羽田便、7月8日の羽田〜鹿児島便を予約。直前予約だったのにいずれも1万円台で済んだのも、第3の翼、スカイマークのおかげだ。
 こうして僕の公務員試験第2の山場・東京〜鹿児島受験列島大縦断の旅はスタートしたのだった。
7月6日:福岡〜佐賀〜福岡〜東京
 7月6日午前、福岡某所にて説明会を受ける。午後からは職場に戻る予定なのに、担当者が急に用事ができたとかで待たされ、焦る。楽しく興味深い説明を受けつつも、電車の時間も気になりつつ…終了後駅に駆けつけ、なんとか予定の電車に間に合う。

 午後5時15分に仕事を終え、一旦自宅に戻り、45分で食事と準備。家人に近くの高速中原バス停に送ってもらい、福岡空港行きの高速バスに乗り込んだ。タイトなスケジュールだったがなんとかこなせて、一人、頑張ってるなと自己満足。
 前回の1次試験の際にはANAの超割を使って安く済んだが、今回は試験日まで2週間を切っていたので、スカイマークの特定便割引を利用。福岡発・羽田行きの最終便だから時間も有効に使えて、15,600円。なるほど、博多〜東京間15,000円の夜行バスがそんなに混まないはずだ。まして寝台特急が…

 スカイマークはチケット売り場も遠ければ搭乗口も遠いが、それが安い理由なら全然OK! 喉が渇いたが、機内サービスに期待して我慢我慢。受験旅行は、緊縮財政なのだ。
 噂通り、スカイマークの席は狭い。ずらりと並ぶ座席、前後にもかなり圧迫感。最終便とあって空いているからいいものの、満席だったら、かなりの窮屈感がありそうだ。

 僕にとっては地獄の思いだった離陸を終え、待望の機内サービス。配られたのは、パックのジュースと、市販のお菓子類だった。コップに1杯ずつ注いでもらった方が確かに気分はいいけど、パックは量も多くて持ち帰りもできるし、なかなか合理的。ドライな現代っ子航空会社だ。
 羽田が近付き、窓の下には街明かりがまたたき始めた。ここが俺のステージになるかもしれないのか、などと悦に入っていたが、よく考えれば今眼下に見える街は、自分の受ける自治体ではなかった。

 夜11時を前にして羽田着。今日は川崎の友人宅泊まりで、京急羽田駅に降りて待っていたのは、運良く横浜方面の直通特急。看板列車のはずの空港特急だが、電車はちょっと古め。西鉄の5000系を思い出す。これに乗れば、一直線だ。
 空港直下に乗り入れる京急だが、地上に出てみれば、ごく庶民的な家並みの間近に線路が敷かれており、典型的な私鉄沿線といった風情。途中駅で乗り降りする人も、みな普段着の人々だ。もう夜の風情だった福岡空港に比べれば段違いに人が多く、時間を巻き戻したような錯覚に陥る。

 蒲田では、なぜか同じ横浜方面の快特が先発するが、大混雑だったので動かず。京急ならではの加速、減速の小気味良さに身を委ね、川崎に着いた。
 友人宅までは、歩いて十分少々だ。
 

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